コロナ禍における労働市場の国際分析
というNBER論文が上がっている(この論文はNBERでダウンロード制限が掛かっていない)。原題は「Cross-Country Analysis of Labor Markets during the COVID-19 Pandemic」で、著者はRobert Breunig(オーストラリア国立大)、Wei Cheng(華東理工大)、Laura Montenovo(パデュー大)、Kyoung Hoon...
View Article第二次大戦終結時になぜ米国の失業率は上昇しなかったのか?
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人[藤田茂氏]のページ)。原題は「Why Didn't the U.S. Unemployment Rate Rise at the End of WWII?」で、著者はShigeru Fujita[藤田茂氏](フィラデルフィア連銀)、Valerie A. Ramey(スタンフォード大)、Tal...
View Article求職、賃金、およびインフレ
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Job Search, Wages, and Inflation」で、著者はLaura Pilossoph(デューク大)、Jane M. Ryngaert(ノートルダム大)。以下はその要旨。How do inflation expectations affect the job search...
View Articleマクロ経済危機の労働市場解剖学
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Labor Market Anatomy of a Macroeconomic Crisis」で、著者はKevin Donovan(イェール大)、Will Jianyu Lu(チリ銀行)、Joseph H. Pedtke(クレムソン大)、Todd...
View Article裁定の統計的限界
というNBER論文が上がっている(ungated版)。原題は「The Statistical Limit of Arbitrage」で、著者はRui Da(インディアナ大)、Stefan Nagel(シカゴ大)、Dacheng Xiu(同)。以下はその要旨。We investigate the economic consequences of statistical learning for...
View Article物理学の新規性のある論文の生成とインパクト
というNBER論文が上がっている。原題は「Generation and Impact of Novel Articles in Physics」で、著者はJacques Mairesse(CREST-ENSAE*1)、Michele Pezzoni(コート・ダジュール大)、Frederique Sachwald(Observatoire des Sciences et Techniques,...
View Article選挙人投票、大統領支持率、消費者信頼感はどのように経済指標に反応するのか?
というNBER論文をロバート・ゴードンが上げている。原題は「How Do Electoral Votes, Presidential Approval, and Consumer Sentiment Respond to Economic Indicators?」で、著者はRobert J. Gordon(ノースウエスタン大)。以下はその要旨。This paper studies the...
View Article取引コストのある最適動的資産配分:ヘッジ需要の役割
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Optimal Dynamic Asset Allocation with Transaction Costs: The Role of Hedging Demands」で、著者はPierre Collin-Dufresne(スイス連邦工科大学ローザンヌ校)、Kent D....
View Article超長期データを使った短期実質金利と期間スプレッドの再考
というNBER論文をケネス・ロゴフらが上げている。原題は「Rethinking Short-Term Real Interest Rates and Term Spreads Using Very Long-Run Data」で、著者は Kenneth S. Rogoff(ハーバード大)、Barbara Rossi(ICREA[ポンペウ・ファブラ大学カタルーニャ高等研究所])、Paul...
View Article気候と紛争の経済学の新たな証拠
というNBER論文が上がっている。原題は「New Evidence on the Economics of Climate and Conflict」で、著者はMarshall Burke(スタンフォード大)、Joel Ferguson(同)、Solomon M. Hsiang(同)、Edward Miguel(UCバークレー)。以下はその要旨。We survey the quantitative...
View Article政策の反実仮想評価:VARプラス手法
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Evaluating Policy Counterfactuals: A VAR-Plus Approach」で、著者はTomás E. Caravello(MIT)、Alisdair McKay(ミネアポリス連銀)、Christian K. Wolf(MIT)。以下はその要旨。In a rich...
View Article金融面の高度な知識と銀行の市場支配力
というNBER論文が上がっている。原題は「Financial Sophistication and Bank Market Power」で、著者はMatthias Fleckenstein(デラウェア大)、Francis A. Longstaff(UCLA)。以下はその要旨。We study the relation between bank funding costs and the...
View Article経済についての考え、深い、もしくは浅い?
というジョブマーケット論文を掲載しているサイトにタイラー・コーエンがリンクしている。原題は「Thinking about the Economy, Deep or Shallow?」で、著者はPierfrancesco Mei、Lingxuan Wu(いずれもハーバード大のPhD Candidateで、この論文は後者のジョブマーケット論文)。以下はその要旨。We propose a theory...
View Articleトランプが大統領選に勝利した場合の経済的含意に関する金融市場の見方
賭け市場でのトランプの勝利確率を他の経済変数とともにVAR分析に掛けたドイツ連邦銀行の2人の研究者による表題のVoxEU記事をMostly Economicsが紹介している。原題は「What financial markets say about the economic implications of a potential Trump election victory」で、著者はSören...
View Articleヒトラーとドイツの石炭産業の実業家:王国への鍵の譲渡
というINET論文をMostly Economicsが紹介している。原題は「Hitler and the German Coal Industrialists: Passing the Keys to A Kingdom」で、著者はKarsten Heinz Schönbach*1。以下はその要旨。Ever since the publication of Henry Turner’s German...
View Article人々が認識するFRBの政治的偏向
というNBER論文が上がっている(ungated版が掲載されているシカゴ大サイト)。原題は「Perceived Political Bias of the Federal Reserve」で、著者はPei Kuang(バーミンガム大)、Michael Weber(シカゴ大)、Shihan Xie(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校)。以下はその要旨。We conduct a survey...
View Article非伝統的な金融財政政策はコロナインフレ高騰に寄与したか?
というNBER論文が上がっている。原題は「Does Unconventional Monetary and Fiscal Policy Contribute to the COVID Inflation Surge?」で、著者はJing Cynthia Wu(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校)、Yinxi Xie (カナダ銀行)、Ji...
View Article変化の風? 母親の労働供給の文化的決定要因
という論文がAEAにアクセプトされている(Mostly Economics経由のVoxEU経由)。原題は「Wind of Change? Cultural Determinants of Maternal Labor Supply」で、著者はBarbara Boelmann(ケルン大)、Anna Raute(ロンドン大学クイーンメアリー校*1)、Uta...
View Articleトランプ当選に対するクルーグマンとブランシャールの反応
X(ツイッター)上でクルーグマンとブランシャールがトランプ当選に以下のような反応を示している。クルーグマン https://x.com/paulkrugman/status/1854002222805229896If this goes the way it seems to be going, a plea: Hold the recriminations. The important...
View Articleトランプ当選に対するアセモグルの反応
がX(ツイッター)に投稿されている(H/T タイラー・コーエン)。前回エントリでクルーグマンとブランシャールの反応と併せて紹介しようかと思ったが、かなりの長文なのでこれで一つのエントリとしてみる。This is a repost of my original thread about Trump's election, which has since disappeared. This time I...
View Articleトランプ当選に対するアセモグルの反応・その2
前回エントリで紹介したスレッドで予告された通り、アセモグルがトランプの政策について考察したスレッドを起こしている。What about the economy under Trump? I don’t expect great news for workers, and I see big risks from Trump’s overall agenda, both because of his...
View Articleトランプ当選に対するアセモグルの反応・その3
前々回エントリで紹介したスレッドで予告された通り、アセモグルがトランプ当選の世界への影響について考察したスレッドを起こしている。And now on global risks. Trump’s effects will not be confined to within the US borders. He will increase uncertainty around the world. My...
View Article財政赤字とインフレ:HANKとFTPLの出会い
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Deficits and Inflation: HANK meets FTPL」で、著者はGeorge-Marios Angeletos(ノースウエスタン大)、Chen Lian(UCバークレー)、Christian K. Wolf(MIT)。以下はその要旨。In HANK models, fiscal...
View Article規制による価格引き下げの長期的な影響:メディケアの実証結果
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「The Long-Run Impacts of Regulated Price Cuts: Evidence from Medicare」で、著者はYunan Ji(ジョージタウン大)、Parker Rogers(インディアナ大)。以下は著者の一人による連ツイでの解説(H/T...
View Article中国ショック再訪:米労働市場における職の再配分と産業の転換
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「The China Shock Revisited: Job Reallocation and Industry Switching in U.S. Labor Markets」で、著者はNicholas Bloom(スタンフォード大)、Kyle Handley(UCサンディエゴ)、André...
View Articleトランポノミクスはどのような結果を出すか?
トランプが掲げる経済政策のうち、関税、不法移民の国外退去、減税の3点の帰結について考察した表題のPIIE記事(原題は「How will Trumponomics work out?」)をブランシャールが上げている(H/T 本人ツイート)。以下はその概要。関税...
View Articleクルーグマン「トランプは貿易赤字を減らせるか?」
前回エントリで紹介したブランシャールとは異なる観点から関税の貿易赤字への影響を考察した表題の記事(原題は「Can Trump Reduce the Trade Deficit?: Paul Krugman」)をクルーグマンが上げている(H/T...
View Article中銀の情報効果か、新フィッシャー効果か?
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「Central Bank Information or Neo-Fisher Effect?」で、著者はコロンビア大のStephanie Schmitt-GrohéとMartín Uribe。以下はその要旨。The neo-Fisher effect and the central bank...
View ArticleECBの気候関連の活動と一般の信頼
というNBER論文が上がっている(ungated版へのリンクがある著者の一人のページ)。原題は「The ECB’s Climate Activities and Public Trust」で、著者はSandra Eickmeier(独連銀)、Luba Petersen(サイモン・フレーザー大)*1。以下はその要旨。As central banks, including the European...
View Articleミニマム課税の評価
というNBER論文が上がっている。原題は「Evaluating Minimum Taxation」で、著者はJames R. Hines Jr.(ミシガン大)。以下はその要旨。Minimum tax rules constrain only the lowest-tax jurisdictions. Because higher minimum tax rates expand the circle...
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